【最新版】おすすめのCSSフレームワーク7選と特徴を解説

  • 2021年4月25日
  • 2021年5月7日
  • IT, WEB
 
悩んでいる人
「おすすめのCSSフレームワークを教えてほしい。特徴も合わせて知りたい。」


こういった疑問に答えます。

・CSSフレームワークとは
・CSSフレームワークを利用するメリット
・おすすめのCSSフレームワーク【7選】


効率よくWebサイトを作成するためには、フレームワークの利用は欠かせません。

世の中には、様々な種類のCSSフレームワークがあるので、実際に使ってみようと思ったときにどれを選べば良いか迷うと思います。

今回は、その中でも人気でおすすめのフレームワークを紹介したいと思います。
特徴なども合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

それではさっそく見ていきましょう。


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CSSフレームワークとは


そもそもフレームワーク(framework)とは、日本語にすると「枠組み」という意味で、Webアプリやシステムを効率的に開発するためのひな形や機能群を意味します。

CSSフレームワークも同じで、ボタンやフォーム、レイアウトなどWebページに必要な機能などのデザイン集みたいなものです。

パーツを使うには、HTMLタグを所定の書式で書いて読み込むだけなのでとても簡単です。


CSSフレームワークを利用するメリット


Webサイトのデザインに大きく関わるのがCSSです。
一から全て自分でオリジナルなデザインを作成することもできますが、CSSフレームワークを利用してWeb制作するメリットもあります。


手軽にWebサイトを制作できる


個人でWebサイトを制作しようとした場合に、デザイナーがいなくても綺麗なサイトを作成できます。

JavaScriptが付属しているCSSフレームワークの場合では、ドロップダウンメニューやカルーセルなどといった、CSSだけで実装するには手間がかかる動きのあるコンポーネントも手軽に利用することができます。

CSSフレームワークとは、基本的に「完成したデザイン」で提供されているのでそのまま読み込むだけで手軽にデザインの統一感のあるWebサイトを作成することができます。


コーディング量を削減できる


CSSフレームワークには、あらかじめCSSが準備されていて、Webサイトに必要なパーツが用意されているため、一からレイアウトやデザインを考える必要がないのでコーディング量を削減することができます。

CSSフレームワークを読み込んでタグにclass名を指定するだけなので、作業時間を大幅に短縮することができ、結果的に効率よくWebサイト制作を進めることができます。


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おすすめのCSSフレームワーク【7選】


CSSフレームワークには、Webサイト制作に必要な機能がほとんど揃っているものから必要最低限の機能で軽量なものがあります。

今回おすすめのCSSフレームワークを7つ紹介しますが、特徴なども合わせて解説するので、実際に利用する際には使用する目的やサイトのデザインテーマにあっているかなどを元に選びましょう。


Bootstrap


Bootstrapは、Twitter社が開発した世界で最も知名度が高く人気のCSSフレームワークです。
利用者数が多く大規模なコミュニティサポートを備えた世界最高のCSSフレームワークと言えるでしょう。

またBootstrapにはJavaScriptが付属しているため、簡単に便利なUIを持つサイトを実現できます。
つまり、例えば「button」というクラス名を指定すれば、すぐにボタンを実装することができます。

ただ、世界中で利用されているため、Bootstrapを使用するとよく見かけるデザインになってしまう可能性があるので、管理画面や社内ツールなどで利用されることが多いです。


Bootstrapの特徴、利用する理由

・利用者数が多いため情報量が多く、ドキュメントが豊富なので困らない
・テーマの種類が多い
・レスポンシブ対応
・安定したデザイン性能
・UIコンポーネントを持っている
・THE 王道のCSSフレームワーク


Tailwind CSS


Tailwind CSSは、ユーティリティファーストのCSSフレームワークです。
コンポーネントクラスは用意されていなく、その代わりに豊富なユーティリティクラスが用意されています。

Bootstrapのような、全体的(ボタンやハンバーガーメニューなど)にカスタマイズができるというわけではなく、フォントの色や太さのクラスを組み合わせることで、独自のデザインを制作することが可能です。

Tailwind CSSは、あくまでもプロパティを元にしたユーティリティクラスが用意されているだけなので、CSSの知識はある程度必要になります。


Tailwind CSSの特徴、利用する理由

・細かなパーツが豊富
・レスポンシブ対応
・独自のデザイン制作が可能
・「Tailwind CSS」を使っていることがユーザーにわからない


Foundation


Foundationは、Bootstrapに次いで知名度が高く、AdobeやAmazon、Disneyなどの大手企業が使用しているCSSフレームワークです。

またBootstrap同様JavaScriptが付属しているため、簡単に便利なUIを持つサイトを実現できます。
ただ、Foundationはパーツをカスタマイズできるため、フレームワークを使用していることがあまり全面的に出ないのでデザインの差別化をすることができます。

ちなみにWebサイト開発だけでなく、WebアプリケーションやHTMLメール作成にも利用できます。


Foundationの特徴、利用する理由

・利用者数が多いため情報量が多く、ドキュメントが豊富なので困らない
・レスポンシブ対応
・UIコンポーネントを持っている
・幅広い媒体で利用可能
・カスタマイズ性が高い
・主にSassスタイルシートで構成されている


Bulma


Bulmaは、ここ数年で注目を集めているJavaScriptなしのシンプルなCSSのみのフレームワークです。
そういった点では、BootstrapやFoundationとは大きく異なりますが、読み込むだけでレスポンシブデザインのWebサイトを制作できるので人気です。

Flexboxをモデルとしているので、例えばfloatを使わずにレイアウトできるようになったります。


BULMAの特徴、利用する理由

・JSなしでCSSのみなので軽量
・レスポンシブ対応
・Flexboxベースのグリッドシステム
SCSSでカスタマイズ可能


UIkit


UIkitは、比較的軽量でカスタマイズ性能が高いCSSフレームワークです。
コンセプトや使い方はBootstrapに似ていますが、UIkitはスマートかつおしゃれなデザインで良い意味で「CSSフレームワークっぽさがない」のもポイントの1つです。

機能も非常に豊富でカスタマイズもしやすく、クラス名の頭に「uk-」という文字列が付けられているので、自分自身で作ったクラスなどの他のCSSとコンフリクトを起こしづらく扱いやすいです。


UIkitの特徴、利用する理由

・デザインがおしゃれ
・軽量のため操作性が良い
・UIコンポーネントを持っている
・Sassにも対応している
・レスポンシブ対応


Materialize CSS


Materialize CSSは、Google推奨のマテリアルデザインがベースとなっているCSSフレームワークです。
マテリアルデザインとは、Googleが提唱しているWebデザイン手法の一つで、デバイスに関わらず「同じレイアウトかつ同じ操作性」を提供しています。

マテリアルデザインは好みが分かれるので、一度どんなデザインか調べてみて良さそうであれば利用してみるのが良いでしょう。


Materialize CSSの特徴、利用する理由

・マテリアルデザインをベースとしている
・UIコンポーネントを持っている
・Sassも使える
・複数のデバイスに対応
・ドキュメントも充実しているため初心者でも習得しやすい


Semantic UI


Semantic UIは、とてもシンプルで操作しやすく、デザイン性の高いCSSフレームワークです。
テンプレートとテーマの種類が豊富で、そのまま使用することもできますしパーツをカスタマイズすることもできるのでオリジナル性の高いWebサイトを作成することもできます。

クラス名の付け方が特徴的で、目的に合わせた名前が使用されているので直感的に利用できます。
他のCSSフレームワークよりも比較的習得しやすいので、初心者の方でも利用しやすいです。


Semantic UIの特徴、利用する理由

・多種多様なテーマやデザイン
・直感的に利用できるクラス名
・UIコンポーネントを持っている
・レスポンシブ対応


まとめ


いかがだったでしょうか?

CSSフレームワークを利用すると、コーディング量を削減できてより手軽にWeb制作を行うことができます。

今回紹介したもの以外にもたくさんの種類のCSSフレームワークが存在し、それぞれ実現できるデザインや特徴も違います。
自分が作りたいサイトやフレームワークを使用する目的などから利用するCSSフレームワークを選択しましょう。

というわけで今回は以上です。


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