Webエンジニアになるために必要なスキルとは？学習方法も紹介

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は、Webエンジニア歴3年ほどです。

先に言っておくと、「プログラミング興味あるけど難しそうだから自分には無理かな・・」「頭良い人しかできないだろうな・・」と思っている方もいると思いますが、そんなことはありません。
私自身、元々パソコンは苦手、超文系、完全未経験でWebエンジニアになったので、そのあたりは心配いりません。

今回は、当時の私のような完全未経験からWebエンジニアを目指している方向けに、「Webエンジニアに必要なスキル」を解説します。

それではさっそく見ていきましょう。

Webエンジニアとは？

Webエンジニアとは、WebサービスやWebアプリケーションなどの設計、開発、運用、保守などを仕事とする職種です。
担う業務は企業によっても異なり、上流工程から下流工程まで関わることもあれば、設計・開発といった一部のみを行う場合もあります。

ちなみに、Webエンジニアとは大きく次の2つに分けられます。

それぞれ簡単に解説しますね。
もうわかっているよという方は飛ばしてもらって大丈夫です。

①フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションなどでユーザーの目に映る部分、つまりフロントエンドの設計や開発などを行う職種です。

基礎的なプログラミングスキルの他にも、どうすればユーザーが使いやすいWebサイトになるか、どうすればユーザーにとって快適なレイアウトを実現できるかなどといった視点の思考も必要です。

②バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアとは、サーバーサイドやデータベースの連携などユーザの目に見えない部分、つまりバックエンドの設計や開発、運用、保守などを行う職種です。
ちなみにバックエンドエンジニアは、サーバー側の処理を担当することから、サーバーサイドエンジニアと呼ばれることもあります。

バックエンドエンジニアを目指す場合には、フロントエンドの知識もつける必要があります。

フロントエンドエンジニアに必要なスキル

まずは、フロントエンドエンジニアに特に必要なスキルを紹介します。

プログラミング言語スキル

フロントエンドエンジニアが使う言語は、HTML・CSS・JavaScriptです。

ライブラリ・フレームワークの知識

必須のスキルではないですが、ライブラリやフレームワークの知識があると企業選びの幅も広がります。

ライブラリとは、開発の際によく使われるコードの集まりを意味し、プログラマーが必要な機能のみを読み込むことができます。
フレームワークとは、日本語に訳すと「枠組み」という意味で、WebアプリやWebシステムを開発するのに必要な機能が予め用意された骨組みです。

フロントエンドエンジニアが扱う主なライブラリやフレームワークは次の通りです。

UI/UX設計の知識

UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーと製品・サービスの接触面を意味します。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験を意味します。

例えおしゃれなデザインのWebサイトでも、どこにどんなコンテンツがあるか分からなければユーザーにとっては使いにくく離脱率もあがります。

常にユーザーの目線に立って、Webサイトの設計や構築をする必要があります。

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バックエンドエンジニアに必要なスキル

次は、バックエンドエンジニアに特に必要なスキルを紹介します。

Webの仕組みの知識

Webエンジニアと聞くととりあえずプログラミングでしょ！と思うかもしれませんが、何より大前提にWebの仕組みの知識をつける必要があります。
Webの仕組みとは、Webアプリケーションがどのようにして動いているか、というようなことです。

根本の仕組みを理解できていないと、問題の原因を突き止めることもできないですし、Web通信の仕組みが理解できていないとアプリやサイトを作ってもインターネット上に公開できません。

フロントエンジニアを目指す方も理解した方が良いですが、バックエンドエンジニアを目指す方は、絶対に知識として身につける必要があります。

プログラミング言語スキル

バックエンドエンジニアが使う言語は、企業や案件によって異なります。

バックエンドエンジニアは、フロントエンドで入力されたデータを処理したり、Webサーバーやデータベースとのやり取りなどを行うので、フロントエンドの開発言語も理解する必要があります。

バックエンドの開発言語には、上記で書いた以外にもたくさんの種類がありますが、実際に使われる言語は案件や企業によって違います。
なので、すでに学びたい言語がある方はその言語の学習をすればいいと思いますが、初心者の方には比較的習得しやすいPHPの学習をおすすめします。

ミドルウェアの知識

バックエンドエンジニアは、Webサイトの情報を送受信させるApacheや、データベースを管理するためのMysqlなどといったミドルウェアの知識も重要です。

Webサービスやシステムの開発には、データベースが必要不可欠です。
例えば、ECサイトを開発する場合、ユーザーのメールアドレスやパスワード、商品の写真や値段などといった情報はすべてデータベースに格納されます。

なので、データベースを構築する技術は必須スキルです。

ライブラリ・フレームワークの知識

フロントエンドエンジニア同様に必須のスキルではないですが、ライブラリやフレームワークの知識があると企業選びの幅も広がります。

バックエンドエンジニアが扱う主なライブラリやフレームワークは次の通りです。

この他にもそれぞれの言語ごとに便利なフレームワークやライブラリが用意されているので、余力があれば習得しておくと良いと思います。

Webエンジニアになるための学習方法

ここでは、未経験からフロントエンドエンジニアもしくはバックエンドエンジニアを目指す方向けにそれぞれ必須のスキルの学習方法を紹介します。

フロントエンドエンジニアに必須なスキルの学習方法

フロントエンドエンジニアを目指す場合に、最も重要なスキルはプログラミング言語スキルです。
そのあとに、フレームワークやライブラリ、UI/UXに関するスキル、そしてSEOスキルやセキュリティ関連の知識となっていきます。

フロントエンド開発言語(HTML&CSS、JavaScript)は、未経験の方でも独学で学ぶことができます。
おすすめの学習法としては、本を1~2冊読む→オンライン学習サイトで実際に手を動かしてコーディングしてみる→ポートフォリオを作ってみる。
こういった感じです。

重要なことは、本や学習サイトで学んだときに最初からすべてを理解しようとするのではなく、HTMLやCSS、JavaScriptでどんなことができるのかを理解することです。
ネット上にはたくさんの情報があるので、どんなことができるかさえ知っていればググることができますからね。

フロントエンド開発言語については、HTML&CSS・JavaScriptとは？Webサイトを制作できるようになろう【初心者向け】で詳しく解説しているのでよかったらぜひ。

バックエンドエンジニアに必須なスキルの学習方法

バックエンドエンジニアを目指す場合に、必須なスキルはWebの基礎知識、プログラミング言語スキル、データベース設計のスキルです。
そのあとに、その他ミドルウェアの知識、フレームワークやライブラリ、サーバー構築のスキル、そしてセキュリティやバージョン管理システムの知識となっていきます。

Webの基礎知識やフロントエンド開発言語のスキル、そしてデータベース設計については、未経験の方でも独学で学べるので本や学習サイトで一通り学ぶことをおすすめします。

バックエンド開発言語(PHPやPython、Rubyなど)については、もちろん独学で学ぶこともできますが、正直に言うと挫折してしまう人も多いです。
なので、ひとまず独学で勉強してみて、無理そうならプログラミングスクールなどに通うでも良いと思います。

下記にそれぞれおすすめの本や学習サイトをまとめた記事を貼っておくので、よかったら参考にしてみてくださいね。

・Webの基礎知識：Webの仕組み、基礎知識を学べる本・参考書【おすすめ5選】
・フロントエンド開発言語：HTML&CSS・JavaScriptとは？Webサイトを制作できるようになろう【初心者向け】
・バックエンド開発言語：主要なプログラミング言語を徹底比較、おすすめな言語はどれ
・初心者におすすめのバックエンド開発言語(PHP)：PHPとは？基礎知識とPHPがプログラミング初心者におすすめな理由

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まとめ

いかがだったでしょうか？
Webエンジニアに必要なスキルを紹介しましたが、あたりまえですがスキルや知識はあればあるだけ有利です。

ただ、最初から完璧にする必要はないので、一つずつスキルを身に付けていきましょう。

というわけで今回は以上です。