「IT業界って幅広いけどどんな分野があるんだろう」
「IT業界は初めてだけど転職に失敗したくない」
こういった疑問に答えます。
・未経験でIT転職するためにすべきこと【結論:独学しましょう】
・未経験者向けIT系に強い転職サイト・転職エージェント紹介【3選】
私はIT業界歴2年ほどでして、現在もプログラマーとして働いています。
ちなみに私も完全業界未経験でIT企業に就職し、プログラマーになったわけですが、近年は特に未経験でIT業界に就職・転職する人が増えてきたなと思います。
今回は実体験を基に、未経験でIT業界に転職しようかなと考えている人向けに具体的に解説していこうと思います。
一口にIT業界と言っても幅広いので、まずはどんな業界があってどんな職種があるのかを見ていきましょう。
IT業界とは
そもそもITとは”Information Technology”の略で、日本語では「情報技術」と訳されます。
ITは、現代社会において日々の生活やビジネスで、なくてはならない重要な技術です。
そんなITの業界はとても幅広く、大きく分けると以下の5つに分類できます。
- インターネット・Web業界
- 通信業界
- ソフトウェア業界
- ハードウェア業界
- 情報処理サービス業界
基本的には以上の5つに分かれますが、GoogleやAmazon、Appleなどの世界的な大企業は複数の分野で事業を展開しています。
それぞれの特徴や仕事内容、職種を簡単に紹介するので一つずつ見てきましょう。
IT業界における5つの業界のそれぞれの特徴や仕事内容、職種
上で紹介したように、IT業界は5つに分類することができます。
それぞれ職種や仕事内容なども違うので説明していきます。
①:インターネット・Web業界
業界説明
まずはインターネット・Web業界ですが、これに関してはわりとイメージつく人も多いと思いますが、簡単にいうとインターネットを利用したサービスやWEB上で使えるサービスを提供している業界です。
Webサイトやアプリケーション、SNSの制作をはじめ、ネット広告やポータルサイトの運営などが分類されます。
主な職種・仕事内容
職種はほんとにたくさんあるので、代表的なのを3つ紹介します。
・Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトのデザインを担当します。
構成やレイアウトを決め、場合によってはコーディングまで行うこともあります。
HTMLやCSS、JavaScriptといったWebサイト制作の基本となるスキルが求められます。
・Webプランナー
Webプランナーとは、Webサイトを制作する際にクライアントから要望をヒアリングし、企画設計を担う仕事です。
Web制作においては最も上流の「プランニング」を担当します。
なので、情報収集能力やコミュニケーション能力が求められます。
・Webディレクター
Webディレクターとは、Web制作の現場を監督・指揮する役目を担う仕事です。
クライアントはもちろんですが、WebデザイナーやWebプログラマーなどのWeb制作に関わる人たちをまとめ、コンテンツの進行・品質を管理をします。
なので、コミュニケーション能力とスケジュール管理能力が求められます。
将来性
はっきり言って、将来性は高いと思います。
世の中にWeb案件がたくさんあるにも関わらず、Webエンジニアの数が足らないのが現状です。
ただ、Web系の業界は自らアイディアを出すなどの主体性が求められるので、”言われたことだけしかやらない”という方は、将来性はないと思った方がいいです。
代表的な企業
代表的な企業は以下の5つです。
・Yahoo
・楽天
・Amazon
②:通信業界
業界説明
次に通信業界です。
通信業界とは、電話回線やインターネット回線、光ファイバーなどの通信インフラを提供する業界です。
日常で欠かせないWifiやスマートフォンが分類され、また次世代の通信システムである5Gも通信業界において大きなトピックスです。
主な職種・仕事内容
代表的な職種を2つ紹介します。
・インフラエンジニア
インフラエンジニアとは、IT関連業務において設計、構築、運用保守を担う仕事です。
未経験の場合は、最初は運用保守からスタートしますが、故障や障害が発生した時の原因究明や素早い復旧が求められます。
そう言った知識や技術に加えて、設計などを行う場合はクライアントからの要望をヒアリングするので、コミュニケーション能力も必要です。
・システムエンジニア
システムエンジニアとは、要求分析・要件定義、設計、開発、テストを担う仕事です。
プログラマーと混同しやすいですが、基本的にシステムエンジニアはクライアントの要望に基づいて、システムを設計することが主な仕事です。
企業によってシステムエンジニアもプログラマーも定義が曖昧でどちらも担っている場合も少なくありません。
プログラミングの知識もそうですが、コミュニケーション能力も求められます。
将来性
通信業界も、将来性は高いと思います。
次世代の通信システムである5Gもそうですが、スマートフォンの所有率増加から見ても、これからも欠かせない業界であることは間違いないです。
代表的な企業
代表的な企業は以下の4つです。
・NTTドコモ
・ソフトバンク
・KDDI
③:ソフトウェア業界
業界説明
次は、ソフトウェア業界です。
ソフトウェア業界とは、主にオペレーティングシステム (OS)やプリケーションなどのソフトウェアを開発する業界です。
代表的なOSとしてMacOSやWindows、iOSなどがあげられ、アプリケーションはPCやスマホ上で動作するアプリが分類されます。
主な職種・仕事内容
代表的な職種を2つ紹介します。
・プログラマー
プログラマーとは、Java、PHP、C言語などのプログラミング言語を使用してソフトやアプリを開発する、ソフトウェア開発の基本となる職種です。
プログラミング言語は数多くあるので、扱う言語により担当できる案件が異なります。
また、ソフトウェアだけでなく、ネットワークやハードウェアの知識も求められます。
・アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアとは、ITシステムの中でもアプリケーションに特化したエンジニアです。
システムの設計から開発、テストまでを担い、開発したアプリケーションの運用・保守までの一連の作業を行います。
こちらもソフトウェアだけでなく、ネットワークやハードウェアなどの幅広い知識が求められます。
将来性
ソフトウェア業界も、将来性が高いと思います。
近年トレンドのビックデータを応用したソフトウェア開発やセキュリティ対策などもまだまだ関心が高いので、これからも重要な業界であることは間違いなしです。
代表的な企業
代表的な企業は以下の4つです。
・Oracle
・トレンドマイクロ
・オービック
④:ハードウェア業界
業界説明
次は、ハードウェア業界です。
ハードウェア業界とは、PCやスマホ、ゲーム機、家電、その他周辺機器の企画から販売までを行う業界です。
主な職種・仕事内容
代表的な職種を紹介します。
・組み込みエンジニア
組み込みエンジニアとは、上で紹介したハードウェアなどの独立した機械に組み込むソフトウェアの設計・開発を行う仕事です。
使用する言語はC、C#、C++などになります。
ソフトウェアの知識だけでなく、ハードウェアに関する知識も求められます。
将来性
ハードウェアの将来性もとても高いと思います。
近年トレンドのIoTの普及はとどまることを知らず、この先もさらに注目されていくでしょう。
代表的な企業
代表的な企業は以下の5つです。
・パナソニック
・日立
・東芝
・富士通
⑤:情報処理サービス業界
業界説明
最後は、情報処理サービス業界です。
情報処理サービス業界とは、企業が抱える問題にITサービスを活用してもらうことで、課題解決に取り組む業界で、システムインテグレーター (SI)とも呼ばれます。
主な職種・仕事内容
代表的な職種を3つ紹介します。
・セールスエンジニア
セールスエンジニアとは、専門的な技術や知識を持ちながら、企業の製品を提案・販売する仕事です。
一般的な営業ではカバーできない専門的な視点で商品を説明したり、導入後のアフターサポートなども担います。
技術的な知識はもちろんですが、コミュニケーション能力も求められます。
・ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、ITを活用して企業が抱える課題に対して、解決提案からマネジメントまで担当する仕事です。
クライアントから経営課題をヒアリングし、どのようなシステムを導入すべきかなどの解決案を経営視点と論理的思考を駆使して提案します。
特定の業務に関する専門的な知識はもちろん、コミュニケーション能力も求められます。
・プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとは、開発プロジェクトのリーダーで、プロジェクト全体の進捗を管理し、予算や品質、納期、成果物に対して全責任を持つ役職です。
企画部門と開発部門でプロジェクトがスムーズに進むように間に入り、チーム内のトラブルの解消などの役割も担います。
IT関連の豊富な知識やコミュニケーション能力も必要ですが、プロジェクト全体の監督ができるマネジメントスキルも求められます。
将来性
こちらも将来性は高いと思います。
トレンドでもあるビックデータを活用し、企業のデータを抽出したり分析するなどと言ったスキルが必要ですが、今後も伸びていく分野であることは間違い無いでしょう。
代表的な企業
代表的な企業は以下の5つです。
・富士通
・NEC
・日立ソリューションズ
・大塚商会
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未経験からIT転職するためにすべきこと【結論:独学しましょう】
基本的に完全未経験でも転職することは可能ですが、IT系の業務は自分で独学できるので、ある程度は勉強しましょう。
正直、向き不向きはやってみないとわかりません。
自分が興味のあることにトライしてみて、楽しいと思えるとか好きになれそうな分野を見つけましょう。
ここでは、特に人気の4つの職種においての独学方法を解説します。
②:Webデザイナー
③:システムエンジニア・プログラマー
④:営業・ITコンサルタント
それでは見ていきましょう。
①:Webライター
ひとまず、サイトを利用してライターをしてみるかブログを始めてみましょう。
ライターの場合は、日本最大のクラウドソーシングの「クラウドワークス」で案件を取ってみましょう。
未経験でも記事を書かせてもらえる案件もたくさんあるし、記事の書き方のアドバイスをもらえる場合もあります。
その上、お金も稼げるので、体験してみるにはいいと思います。
>>クラウドワークスに無料登録
ブログの場合は、収益が出るには時間がかかりますが、自分のペースでできるし続けることでライティングスキルも伸びます。
ブログの始め方は、当ブログの【初心者向け】ゼロから始める!WordPressでのブログの始め方でわかりやすく解説しているので、参考にしてくださいね。
②:Webデザイナー
まずは、コーディングの勉強をしましょう。
Webデザイナーが使用する言語は、HTMLとCSSがメインなので参考書やオンライン学習サイトなどで知識をつけることができます。
コーディングがある程度できるようになったら、デザインの勉強をしましょう。
デザインには正解がないため、知識をつけたからと言ってうまくなるわけではありません。
ひとまず参考書などで基礎知識をつけてから、プロのデザインを見て勉強して、実際に自分でWebサイトをデザインしつつって感じです。
③:システムエンジニア・プログラマー
プログラミングを勉強しましょう。
プログラミング言語には数多くの種類があるので、どれから勉強しようか迷うと思いますが、ひとまずHTMLやCSSから始めて、理解できたらPHPあたりを学ぶのをおすすめします。
PHPは初心者にもおすすめの言語でそんなに難しくないし、求人数もたくさんあるので学んどいて損はないと思います。
ちなみに一つの言語をマスターすれば、他の言語も考え方は同じなので大体理解できるようになります。
学習方法としては、参考書を読んだり、オンライン学習サイトなどで知識やスキルをつけましょう。
PHPについては、当ブログの【初心者向け】PHPとは?基礎知識とPHPがプログラミング初心者におすすめな理由で詳しく解説しているので、よかったらぜひ。
④:営業・ITコンサルタント
営業やITコンサルの場合は、就職しちゃいましょう。
正直言って、本とか読んで独学って言っても学べることは限られているし、とにかく経験を積んだ方が早いです。
未経験者向けIT系に強い転職サイト・転職エージェント紹介【3選】
IT系に強い転職サイト・転職エージェントを3つ紹介します。
基本的には3社くらいに登録して、話を聞くのをおすすめします。
会社によって持ってる案件も違うので、いろんな案件を見て探しましょう。
転職活動は、わりと時間かかるので早めに登録しておいた方が無難です。
登録すべき転職エージェント
ひとまずこの辺りに登録しておけば問題ないでしょう。
リクナビ・マイナビは大手で案件も豊富なので登録して損はないです。
DMM WEBCAMPはプログラミングスクールですが、転職保証が付いているので安心です。
万が一転職できなかった場合は、全額返金保証もついているので、エンジニア転職を目指している人はおすすめです。
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おわりに
IT業界についてや、未経験からIT転職するために必要なスキルや独学方法がわかったかなと思います。
IT業界に限らずですが、自分に向いているか向いていないかは実際に経験してみないとわからないことも多いです。
ひとまず休日などの空いてる時間などで独学してみましょう。
トライしてみなきゃ始まらないですからね。
というわけで今回は以上です。